天然の木とアイアンのローテーブル

節が残る天然木と、所々に黒皮の剥がれた跡のある黒皮鉄のL型アングルで作られた、シンプルなデザインのアイアンのローテーブルです。

天板の表面は、木の表情を豊かにするために機械ではなく手作業によって浮造加工が施されております。そして、その浮造加工の際に付いた無数のキズ跡はあえて残されたままなので、ともすればガサツな感じすらある程の無骨な雰囲気があります。
浮造加工とは、固い木目（冬目部分）を残し、柔らかい木目（夏目部分）を削る事で木目の凹凸を強調することなので、表面はデコボコしています。そして、素朴さや荒々しさがイメージされているため、ワレが残る木もそのまま使用されています。

また、黒皮鉄のフレームは、バーナーの加熱の跡の色ムラや、製作加工時の作業の痕跡が程よく残されています。このようにあえて工業的な雰囲気を隠さずに前面に出すことによって鉄の素材感が活かされています。
またこのフレームの脚には、床に設置した時にガタツキが発生しないように、底部分の隅の４箇所に高さ調整用のアジャスターが設けられています。

この黒皮鉄のフレームや天然木の天板は、表面が天然素材のオイルや蜜蝋で仕上げられているため、素材の経年変化によって味わいのある表情へと様変わりしてゆき、二つとして同じ物がない個性的なテーブルへと熟成していきます。
さらには、日々の暮らしの中で使用していくことによって刻み込まれていくキズや汚れなどのダメージが、さらに味わい深さを引き立ててくれます。